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あまり堅苦しい話は無しにします。
私たちが取り扱っているワインの産地・カナダのケロウナという町に住みながら、仕事や生活にワインが関わってくる中から、何となく感じたことや出来事、その時々のトピックを気軽にお伝えするコーナーです。お仕事の合間や、息抜きの一時に軽い気持ちで読んでいただければ嬉しいです。


収穫はどうなる?今年のアイスワイン   2004年11月1日
 秋が深まり、ブドウの収穫シーズンも最終段階を迎えています。毎年のことながら、「今年のブドウはどうだったのだろう?」という声が聞かれはじめています。私が当地のワインを日本に輸出することを主な仕事としていることを知っている近隣のカナダ人から、今年もこうした質問を投げかけられる時期になったのだなあ、としみじみ思いを巡らせます。日本の地方へ行くと、稲刈りが終わった田圃を見ることがありますが、稲刈りが終わった田圃が、秋から冬の訪れを合図しているかのように、当地ではブドウの収穫が季節の変わり目を知らせてくれるのです。
 2004年は恵まれた天候により、ブドウの生育はとても順調でした。どこのワイナリーに聞いてみても、今年のブドウはとても良い!という答えが返ってきます。8月下旬から2週間ほど、この地方にしては珍しく雨が多かったのですが、それ以外の季節は極めて安定した日照時間を享受したため、ブドウの糖度は例年並みか、またはそれ以上になっていると思います。
 各ワイナリーは、11月上旬でおおよそほとんどのブドウの収穫を終えます。ワイナリーによっては、作為的に11月中旬、下旬頃に収穫した糖度の高い白ワインを作るところもありますが、こうした所は例外として、基本的にケロウナのブドウ収穫シーズンは終了したことになります。
さあ、あとはアイスワインの収穫を待つばかりです!
アイスワインを作るワイナリーは、これからの季節が正念場となるのです。ご存知の通り、アイスワインは毎年、安定的に出来るものではありません。暖冬の年はブドウが天然氷結しませんから、作ることができませんし、鳥や鹿、熊などの野生動物の餌食になるため、せっかく育ててきたブドウの実が減ってしまうリスクもあります。
 近年でみますと、2001年と2002年は暖冬だっため、ほとんどのワイナリーはアイスワインを諦めてしまいました。2003年は夏の山火事の影響で、一部のワイナリーがアイスワインを諦めています。一番最近の例では2000年産が恵まれた出来高となっています。これは、寒波の到来が早かったため、12月10日前後に収穫ができたことによります。また昨年の場合ですと、オカナガン地方南地区のオリバー地域では、11月下旬にアイスワインが収穫できているワイナリーもありますが、これなどは極めて異例中の異例です。通常はクリスマス前までに収穫できると、上質なアイスワインになると言われています。
 さてさて、今年は一体どうなるでしょうか? 晩秋の気候は例年並みかやや寒いくらいでしょうか。この後の寒波の到来がいつ頃やってくるのか?によりますが、どこのワイナリーもクリスマス前の収穫を望んでいることは間違いありません。

 リカーハーバーやまなか屋
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