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アイスワインの試飲レポート


VOL-0010
Poplar Grove Winery ICE WINE Gewurztraminer 1999
これはナイスな逸品です
年間生産数が、わずか600本という超レアもの。 Gewurztraminerというドイツ品種を使ったアイスワインは初めての経験で、ワクワクしながら飲んだ。香りも良く、しっくりとした舌触りに濃縮した甘さが順応している。アルコール度10%ちょうどだが、全体的に良い仕上がりになっている。オカナガン地方を訪れた際には、是非とも立ち寄ってみたいワイナリーである。ワイナリーの雰囲気は牧歌的で、生産規模も極めて小さいが、ドイツ品種のブドウをメインに各種ワインを製造するというポリシーがあるのだそうだ。
年間生産数 約600本
試飲日:2000年9月25日 自己採点90



VOL-0009
Lake Breeze Vineyards ICE WINE Pinot Blanc 1998
上品な味とコクのバランスが良い
何とも上品な味わいに満ちた上質のアイスワイン。ピノブランを使用し、アルコール度数も9%ということから、ラベルを見た瞬間から期待できたワインだが、テイスティングしてみると、予想通りの味わいに満ちていた。1998年12月17日に収穫したブドウから作り上げた逸品。表ラベル記載事項、裏ラベル記載事項、ともに疑いの余地がない純度100%モノのアイスワイン。自信を持ってお勧めできるアイスワインである。年間生産数 約5000本
試飲日:2000年9月25日 自己採点85



VOL-0008
Lang Vinetards ICE WINE Riesling 1999
甘さを追求した出来映え
甘口ワインを作ることにかけては有名なワイナリーが、このラング。カナダの免税店でも見かけるメイプルシロップを配合した甘口ワインを作った元祖。とにかく甘口ワイン作りには定評があり、そのほとんどが大都市の免税店やお土産屋に出回っている。希少価値からすると、それほどでもないが、徹底した甘口思考、そしてその商魂には脱帽である。さて、このアイスワインだが、確かに甘い、甘い、甘い。残念なのは、香りと濃縮感に欠けること。悪い言い方をすると、ただ甘いだけのワインということになってしまう。アイスワインというからには、独自の香りと濃縮感、そこから来る舌触りや、飲み終えた後の満足感が求められるが、このアイスワインには、それらが無かったような気がした。年間生産数 不明 かなり大量
試飲日:2000年9月22日 自己採点60



VOL-0007
Red Rooster Winery ICE WINE Vidal 1997
久々にヒット!マズいアイスワイン
これは、マズい。がっかりした作品。甘さも無く、「これがアイスワイン?」と疑いたくなる品物。よくよく話を聞くと、このワイナリーで作っている品ではなく、この地域でアイスワイン用ブドウを専門に生産している大規模ワイナリーから原液を買い、ボトルしただけの、いわゆるOEM製。こうしたOEMのアイスワインは、ケロウナ市内にも2カ所のワイナリーが扱っているが、とにかくマズい。その理由は明白で、100エーカー(12万坪)ものブドウ畑から、取り出したブドウでアイスワインを作るのだが、常識的には考えられない。果実の糖度が最高点に達する日も、達しない日も関係なく、かなり乱雑な収穫をした証拠だろう。大体、1997年産のアイスワインは、この地方では50年に一度の最高の糖度が抽出でき、まともなアイスワインは、97年産などもはや、品切れになっているのに、未だに97年産があること自体不思議。自信を持って、「買ってはダメ」と言えるアイスワイン。カナダの免税店には、多数出回っているので、気をつけてください。こういう品物が純度100%じゃないアイスワインです。
年間生産数 約3000本
試飲日:2000年9月20日 自己採点25



VOL-0006
Hill Side Estate Winery ICE WINE Vidal 1997
ビダル種では物足りない
アルコール度が11.5%と、嫌な予感がしたが、テイスティングして、不安が的中した。アイスワインの味わいを求めるとき、香り高い甘さが、アルコール臭に負けないことが条件なのだが、これは、典型的な甘さがアルコールに負けてしまった例。口の中に広がる甘さの前に、アルコールが鼻につき、せっかくの甘さと香りが、消えてしまう。これを、アルコールに負ける、と表現するのだが、野球に例えるなら、10対0で負けている感覚。気になるのが、ビダル種を使ったということだが、カナダ東部オンタリオ州、ナイアガラ地域のアイスワインは、このビダルを使う例が多い。ビダルのアイスワインは、リースリング、ピノブラン、オキシラーに比べると、甘さそのものや、濃縮感に欠けるような気がしてならない。年間生産数 約3500本
試飲日:2000年9月18日 自己採点50



VOL-0005
Hill Side Estate Winery ICE WINE Riesling 1997
残念!期待した程じゃなかった・・・
この、ヒルサイドワイナリーのアイスワインは、以前から注目していた。とにかく、体調を整え、これ以上ない、というくらいな味覚を保ったまま、いざ、テイスティングに望んだが、う〜ん・・・。満足感を感じるほどの出来映えではなかった。1998年1月3日に収穫したということだが、その割には、他のワイナリーに比較すると、アルコール度が高い。11.5%の出来映えでは、自信を持ってお勧めするという品物ではない。アルコール度が高めでも、それに負けない濃縮感、香り、味わい深い甘さ、があればいいのだが、完全にアルコールに負けてしまっている。1998年産のアイスワインがどの程度に仕上がってくるか、に期待したい。
年間生産数 約3000本
試飲日:2000年9月18日 自己採点65



VOL-0004
Gehringer Bros Estate Winery RED ICE WINE Cabernet/Merlot 1999
新たに発見!赤のアイスワイン
1999年産より新たにラインナップに加わった当ワイナリーの赤のアイスワイン。カベルネ55%、メルロー45%の対比でブレンドさせてある。まず目を引くのがボトル。通常のアイスワインと違い、クリアなボトルなので、鮮やかなワインレッドが目にまぶしい。さて気になる味だが、間違いなくVol001で紹介した Summer Hillの赤アイスワインよりも良い出来になっている。スマートな甘さ、赤ワインの渋みが程良くマッチして絶妙な味わいを楽しめた。ただ、アルコール度が11.5%と高めであるため、完成度としてはアイスワインというよりも、レイトハーベストに近いと思われた。これでアルコール度が10%以下になれば、更に濃縮感深まるはずであるが、その点が気がかりだった。香りは上質で品がある。
年間生産数 不明
試飲日:2000年9月15日 自己採点85



VOL-0003
House of Rose Winter Wine(Mixed Ice Wine) 1994/1993
これぞ珍品のアイスワイン
ケロウナ市のワイン職人である頑固なローズ爺さんが作り出した世界でも珍しいミックスアイスワイン。爺さんの作り出した1993年産のレイトハーベストと、1994年産のアイスワインが本人の最高の作品だそうで、これを絶妙のバランスでミックスしたワインをウィンターワインと命名した。アルコール度は12%と通常のアイスワインに比べると高めだが、十分な旨味がアルコールでかき消されず、グレープ本来の味わいを最高に引き出すことに成功している。ストレートな飲み口にバランスの良いアイスワインの甘さがマッチして上品な味わいを楽しませてくれる。このミックスアイスワインは厚生省の食品添加物検査にパスしなかったため正規に日本に輸入することが出来ない。カナダ・ケロウナ市へ起こしの際には、是非、お試し頂きたい「珍品」である。
年間生産数 不明
試飲日:2000年9月9日 自己採点90



VOL-0002
Summer Hill Estate Winery ICE WINE Riesling 1998
まろやかで舌触りの良い甘さ
サマーヒルワイナリー内に併設されたワインレストランにて2000年7月17日に試飲。カナダBC州産のワインは寒暖の激しかった97年産が極上と言われており、対する98年産はどちらかと言うと甘みも程良い加減に落ち着いている。今回試飲した98年産リースリングのアイスワインは、ピーチの香りと共にアイスワイン特有の美味なる甘さを堪能出来たが、濃縮感は驚くほどのものでは無かった。アルコール度も10%以下に押さえられているためか、鼻に抜けるようなアルコールの刺激が無く、極めてスムーズな飲み応えを楽しませてくれた。もっと冷やした方が更にうま味が増すだろう。
年間生産数 約3万本
試飲日:2000年9月9日 自己採点70



VOL-0001
Summer Hill Estate Winery RED ICE WINE Pinot Noir 1998
これが噂の赤のアイスワイン!
現在、アイスワインマニアの間で噂されているのが、この赤のアイスワインである。当ワイナリーでは、単一品種(ピノノアール)によって、年間に限定した極少数だけを生産している。赤の品種は渋みが特徴であるためアイスワイン本来の甘さを追求することは極めて難しいのであるが、この赤のアイスワインは想像以上の甘さを引き出していた。いつまでも程良く喉に残る甘味な味わいは、アイスワインの特徴を最大限にアピールしている名品と言うにふさわしいと思う。気になる色合いだが、通常の赤ワイン独特の色目とは若干異なる。ワインレッドというよりも、ブランデーレッドという色目に近い。
年間生産数 約2万6000本
試飲日:2000年7月17日 自己採点65

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