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アイスワインの試飲レポート


VOL-0040
Summerhill RED ICE WINE Merlot 2001
優しい仕上がり感
アイスワインを大量生産する特徴のせいでしょうか、せっかくのテイスティングのボトルがラベル無しでは演出感に欠けます。アイスワインは飲む前から楽しみを引き立ててくれなければ面白くありません。試飲料金に5ドルを払い、いざ飲む直前から殺風景なイメージを与えられては、せっかくのアイスワインも台無しです。色合いを強調させなかったものの、余韻を楽しませてくれる濃縮感に欠けています。2001年産という理由であれば仕方ないのかもしれません。オカナガン地方のアイスワインで現地販売価格が一番高い品です。
試飲日:2003年2月22日 自己採点60



VOL-0039
Summerhill ICE WINE Riesling 2001
不作の年でありながら
2001年産のアイスワインは、カナダ全土が暖冬に襲われたため、全体的に果糖度が低くなってしまいました。アイスワインが作れなかったワイナリーが多い中、2001年産のアイスワインが出来たこと自体が奇跡ですから、そういう意味では貴重なアイスワインです。果糖度は低く、アルコール度11%という値は、前年の2000年産と比較してしまうと見劣りしてしまうのは仕方ありません。ですが、リースリングらしい引き締まった酸味が程良く、アイスワインとしての甘さを引き立ててくれています。
試飲日:2003年2月22日 自己採点65



VOL-0038
Hainle Vineyards ICE WINE Riesling 2000
398本限定生産
カナダで一番最初にアイスワインを造ったワイナリーがこのヘンリービンヤードです。暖冬の年は、あえてアイスワインを造らない等、アイスワインに対する徹底したこだわりを持っています。オーナーが変わったものの、基本的なスタンスは変わらない味わいを作り続けています。ボトルは全て手書きのシリアルナンバーが記され、わずか398本の生産数。リースリングでアルコール度が、12.5%ですから、酸味を強く感じる仕上がりで、甘さは春を思わせるような軽やかなバランスに仕上がっています。
試飲日:2002年9月19日 自己採点75



VOL-0037
Hawthorne Mountain Vineyards ICE WINE Ehrenfelser 2000
満足度の高い仕上がり
エレンフェルザーで作られたアイスワインはオカナガン地方では、数種類ありますが、今まで味わったこの品種のアイスワインには、共通して「酸っぱい」と感じさせる印象が強く個人的には期待していませんでした。ところが、このワイナリーが作った2000年産のエレンフェルザーアイスワインは、充分な甘さが際だち、ブドウの持つエレガントな草花の香りに満ちています。グラスに注がれた瞬間から期待を膨らませてくれる極上の逸品です。
試飲日:2002年9月19日 自己採点90



VOL-0036
Lake Breeze Late Harvest WINE Pinot Noir 2001
別の意味で注目できるワイン
これはアイスワインではなく、その前段階で収穫された遅摘みブドウから作られるレイトハーベストワインですが、味わいはアイスワインと遜色ありません。元々このワイナリーが作るアイスワインは、甘さの整った素晴らしい味わいになっていますが、暖冬の2001年産はアイスワインが収穫出来ませんでした。このレイトハーベストはピノノワールですが、薄いクリーム色の液体は白ワインと勘違いするほどですが、間違いなく赤ワインです。まろやかな甘さはアイスワインと同等で、アイスワインだと言っても通用する味わいです。
試飲日:2002年9月18日 自己採点70



VOL-0035
Lang Vineyards RED ICE WINE Merlot 2000
鮮やかなルビー色
1998年産の赤アイスワインに比べると綺麗な赤に染まっているなあ、という印象を第一に受けました。オーナーのブンダーさんが目の前で必死に説明してくれたこともあって、作り手の熱意が伝わった仕上がりになっています。これだけの赤色をつけるとタンニンが気になるところですが、アイスワインに求められる甘さをかき消すまでには至りません。この仕上がりでアルコール度10%は、赤アイスワインということを考慮するならベストな出来映えだと言い切れるでしょう。
試飲日:2002年9月18日 自己採点65



VOL-0034
Lang Vineyards ICE WINE Riesling 2000
平均的な仕上がり
オーナーがドイツ出身の醸造家であることを考えると、他のワイナリーが作るリースリングのアイスワインと比較した場合、微妙な違いを感じました。堅さ、強さをイメージさせます。柔らかさや落ち着いたイメージとは程遠く、男性的な仕上がりになっています。この地方は2000年産のアイスワインは過去最高の出来映えとなっていますから、アルコール度も9.5%ですが、欲を言えば8%代だったなら、もっとしなやかな甘さ、香りが出たのではないかと思います。
試飲日:2002年9月18日 自己採点60



VOL-0033
Sumac Ridge Estate Winery ICE WINE Pinot Blanc 2000
濃縮感を引き出す仕上がり
このワイナリーは毎年ピノブランでアイスワインを作りますが、98年産のアイスワインに比べると、少々見劣りしてしまいます。上質な出来に仕上がるはずの2000年産ですから、このワイナリーならアルコール度が8%程度になっていて欲しかったですね。しかし、味わいは充分に満足の出来る濃厚な甘さ、いつまでも心地よい満足感を楽しめるフィニッシュはさすがだと言えます。大手ワイン会社の資本に収まってしまったため、今後のワイナリーとしての方針が気になります。
試飲日:2002年9月18日 自己採点80



VOL-0032
Quail's Gate Estate Winery ICE WINE Riesling 2000
酸味が特徴のアイスワイン
毎年リースリングでアイスワインを生産するこのワイナリーは、試飲カウンターで、希望すれば写真左下のようなチョコレートカップでテイスティングさせてくれます。(3ドル)甘さと酸味のバランスが特徴で、本来求められる濃縮感はありませんが、リースリング本来の酸味を醸し出しています。酸味を楽しまれる方にはお勧めの品だと思いますが、天候と収穫に恵まれた2000年産としては、もう少し甘さが欲しかったです。
試飲日:2002年7月2日 自己採点75



VOL-0031
Mission Hill Winery ICE WINE Chardonnay 2000
珍しい品種ですが・・・
オカナガン地方で指折りの巨大なワイナリーです。シャルドネで造るアイスワインは数が少なく珍しいアイスワインということができます。しかし2000年産でありながら、アルコール度が12%近いため、甘さよりもアルコール臭がきついのが残念です。もっと熟成期間を長くすると果糖度が増し、アルコール度が低くなると思うのですが。
試飲日:2002年6月29日 自己採点65

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